加西商工会議所青年部
会長所信
切磋琢磨
~今だからこそできる活動を~

そのような経済状況下ではありますが、我々若手経営者・後継者はこれらの現状を、今だからこそ、若手だからこそできるチャンスと捉え、豊かな創造力を働かせ自社を存続、発展させていかなければなりません。
商工会議所青年部は、多種多様な業種の経営者や後継者から構成されている団体です。
さまざまな目線をもつメンバー同士で一つの目標に向かい、真剣な議論を積み重ねることで、価値観の異なるさまざまな考え方も柔軟に吸収し、自己研鑽を積むことができる場所です。
また、青年部活動を通して、地域の方や他単会青年部メンバーと触れ合うことで、人脈が広がり、新たなる自身の成長や事業所の発展につなげることができるなど、無限の可能性をもった非常に価値ある場所でもあります。つまり我々は、この不安定な経営環境を乗り越えていく今こそ、青年部活動に取り組んでいくべきであると考えます。
我々の事業活動は決して一人ではできるものではなく、また、一人ですることでもありません。
一人一人に与えられた時間は有限となっており、長く協議をするのではなく短期集中で行う、効率重視の時代になっています。我々も、そういった時代のニーズに対応していかなければなりません。
そのためには多くの仲間が必要です。仲間が増えることで、より多くの考え方を学ぶことができ、情報を知ることができ、より切磋琢磨することが可能です。そして、そこで得たものを柔軟に取り入れることで、効率的に事業を遂行することができ、結果として一層活気のある青年部になっていきます。
加西YEGは青年経済人ならではの柔軟性と、これまでのYEG活動で培ってきた経験をいかし「切磋琢磨」を実践していきます。何事にも今まで以上に真剣に取り組むことは、より良い創造性を生み出し、信じられないほどの自己成長に繋がります。そこで得た経験は、必ずや自身の成長となり、事業所の発展に繋がると確信しています。
この時代に生きるメンバーと共に学び、青年部活動を行えることに、誇りと感謝を持ち、皆がより成長できる一年を目指し、全力で会長職を務めさせていただきます。どうぞよろしくお願いいたします。
加西商工会議所 青年部
会長 杉本昇平
委員会基本方針
総務委員会
見通しが立たない経済状況の中、とどまるところを知らない物価高や人件費の高騰、人材不足が常態化しています。常に経済情報を収集し、自社の経営戦略を立案・実施・改善することが必要な時代に突入しています。この青年経済人にとって舵取りが難しい経営環境を打破するには、青年経済人が集う場で交流と研鑽を行い、色々な考えや情報を吸収できる機会が大切になってきます。そこで、総務委員会として加西YEGを支えるために地に足をつけた屋台骨となり、円滑な総会・例会の運営、各委員会のサポートを行い、加西YEG活動の魅力を発信していきます。そして、メンバーや地域の未来の仲間が集いやすくて活発な意見交換ができ、「切磋琢磨」できる環境を他の委員会と協力してつくっていきます。また、他団体とも連携し、献血事業・じば産物産展との連携事業を通して地域活動に貢献していきます。
令和7年度総務委員会のモットーとして、楽しく活動する中にも規律のある行動を心掛け加西YEGの要として組織運営に取り組んでいきます。
- ・ 通年 例会・総会の運営
- ・ 5月 通常総会
- ・ 7月 献血事業
- ・10月 じば産物産展との連携事業
- ・ 3月 通常総会
- ・ 3月 会報発行
経営委員会
サクラの花は散りゆくものですが、一年後にまた花開くものでもあります。現在の日本経済は冬の時代と言われて久しいものではありますが、サクラがまた花開くように日本の経済はまた良くなっていくはずです。そしてサクラは寒い冬がなければ春になったときに美しく花を咲かす事が出来ない植物でもあります。同じく人も会社も辛い時期というものがあり諦めそうになることはありますが、大切なのはその辛い時期を嘆くのではなく、何をするのかという事にあります。そしてそれは自己研鑽に他ならないのではないでしょうか。1200年前、最澄は山家学生式において以下のように述べられています。『国宝とは何者ぞ 宝とは道心なり 道心ある人を 名づけて国宝と為す』 ここでいう道心とは向上心という事になります。そしてそういう向上心を持った人こそが国の宝であると述べられています。まさに青年部活動そのものではないでしょうか。例会事業と研修事業はどちらも自己研鑽に繋がるものであり、経営委員会の事業がその一助となるようにしていきます。まず例会及び研修両事業において人間的魅力の形成を目的とした事業を行います。人間的魅力というと色々な要素を含んでいるため一言で表すことは出来ないものではありますが、その中でも経験ということに重きを置きたいと思います。人が知らないことを知っている、人が経験したことがないことを経験しているといったことはその人にとって大きな魅力になるのではないでしょうか。また人間的魅力として自信を持つという事が大切になってきますが、その自信を裏打ちするものが経験、そして実績になってくると思います。軍隊では厳しい訓練をし、部活動やスポーツでも厳しいトレーニングを行います。それはなぜでしょうか。もちろん技術的な習得ということもあるでしょうが、それと同時にこれだけのことをしたんだという自信をつけるためであると考えます。何かをした、やり切ったという事が自信につながり、それが大変であればあるほど、揺るがないものとして自分に残っていくので、経験と自信、それを目的とした事業を行っていきます。
中国の古典の礼記(らいき)には『玉琢(みが)ざれば器と成らず、人学ばざれば道を知らず』とあるように、この世に磨いて輝かないものなどありません。もし輝いていないのであれば、それは磨いていないからであり、学びが足りていないからです。そこで経営委員会は会長の所信に基づき、切(せっ)するが如く、磋(さ)するが如く、琢(たく)するが如く、磨(ま)するが様な、委員会運営を行っていきます。
- ・ 通年 会員拡大
- ・ 5月 企業発展のための例会
- ・12月 企業発展のための研修会
- ・ 1月 視察研修事業
会員拡大委員会
現代の社会・経済環境は、急激な変化と複雑化が進んでいます。少子化問題、原材料の高騰、賃上げ問題、この変化に対応し、地域社会や自社を維持、発展を目指さなくてはなりません。そのためには、自社ではできない発想や、業務内容を補うために地域の事業所同士の結束、諸先輩方の御協力が必要不可欠です。年々減少しつつある青年部メンバーを増員し、一人でも多くの仲間と絆を深め、切磋琢磨することで荒波に抗い、共に乗り越えられると考えます。会員拡大委員会では、現役メンバー及び諸先輩方に御協力して頂き、共に自社や地域を発展させていける活発なメンバーを一人でも多く勧誘していきます。また、加西商工会議所青年部OB会員との絆を深め、横のつながりを広げ、共に自社発展につなげていける事業を展開します。
- ・ 通年 会員拡大
- ・ 6月 OB交流会
- ・ 3月 卒業例会